世界中には眼科ボランティアを行っているNPOがたくさんあります。
日本からもアイキャンプという名前で定期的にインド、ネパール等の医療過疎地域へ出向いて、眼科診察や白内障手術を中心とした眼科手術が行われています。
世界でも同じように医療過疎地域で眼科医療を行っているNPOがあります。ORBISもそのひとつです。ORBISはFlying Eye Hospitalという、眼科手術の可能な手術室を備えた飛行機で現地に飛んで行って、その地域で診療、手術を行っています。
日本からアイキャンプに参加されている先生のお話を聞くと、以前は海外の医療過疎地域は電気事情が悪いところが多かったみたいで、停電ぎりぎりで診療をしなければならない場所もあったそうです。衛生事情もあまり良くなかったんだと思います。
このORBISを始めた先生たちも最初は医療事情が悪くて困ったんだと思います。だったら飛行機ごと機材を積んで飛んで行こうと考えて現在に到るんだと思います。発電設備のある空港で設備の整った飛行機の中では通常の病院と同等の環境で手術、診察ができるみたいです。
でもこのORBISの活動って相当お金がかかりそうです。かなりの額の寄付で成り立っているみたいです。大手医療品・医薬品メーカーや航空会社、時計メーカーがメインスポンサーになっています。以前オメガの広告でこの“空飛ぶ眼科病院”が掲載されていたように思います。
当然ですが飛行中の飛行機内では医療行為は一切していないそうです。スタッフも食事して寝てるみたいです。医療は現地に着陸してからで、現地スタッフや現地ボランティアと一緒に行うらしいです。