レーシックとICL

学会のセミナーでも議題になるICL。

視力矯正効果だけではなく、見え方のクオリティ、長期安全性などがレーシックと比較してどうなのかということが議論されています

議論はいろいろありますが・・・。

私の個人的な考えとしましては、角膜の厚さ、形が問題なく近視度数がそれほど強くない方は従来とおりレーシックでも良いと思います。フラップトラブルが心配な方はラゼックで良いと思います。

角膜の厚さがレーシック・ラゼックの安全基準をクリアしていても、ある程度の近視度数になると角膜を削る量が増えることで術後の見え方のクオリティが悪くなる傾向があります。

検査機械で計測した結果、その見え方のクオリティが下がったとしても、術後の患者様はそれを全く気にしない方が多いですが、なかには非常に気にされる方がいらっしゃいます。

患者様がそれを気にしなくても測定データ上は見え方のクオリティは低下しているので、高度近視の術前の方にはその旨をお話しするようにしています。

当院のレーシック・ラゼックの費用は両目で20万円です。

当院のICLの費用は両目で45万円です。

手術費用のこともあるのでICLを強くすすめることはしていませんが、術後の見え方のクオリティをどのように考えてどの術式を選択するかは患者様と相談して決めています。