ラゼック術後の角膜混濁

ラゼック等のフラップ作製を行わない手術方法を表面照射と言います。

フラップ作製を行わないので格闘技を行う人や角膜の厚さが薄い人に向いている術式です。

ラゼックの難点は術後の短期的な痛み、視力回復に時間がかかるということがありますがこれは数日~10日程度で改善します。

その後は3~6ヶ月間程度は点眼薬の継続と紫外線予防をしていただく必要があります。

術後に3~6ヶ月間の経過を診ていると、まれにヘイズという角膜表面に混濁が生じることがあります。

ラゼックで手術を受けられた方のほとんどは何の問題なく視力回復していますし、仮にヘイズが発生してもほとんどの方は投薬を増やすことで治療が出来ます。

ラゼック術後にステロイド点眼を忘れずに使っていただければ、強いヘイズが出ることはほとんどありません。

写真のようなヘイズが発生しても一定期間の点眼薬の使用、または再度レーザー照射を行うことでヘイズの治療が出来ます。