高度近視の白内障術後

昨年末に近視矯正手術をご希望で来院された60代の方です。

白内障による視力低下でしたので、白内障手術をおすすめしました。

患者様が遠近両用眼内レンズをご希望されたので2月に多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を行いました。

術後1ヶ月で遠方も近方も良好に視力改善しています。

 

 

 

 

かわもと眼科は多焦点眼内レンズの先進医療実施施設の認定を受けています。

生命保険の先進医療特約を利用すれば医療費用の自己負担を軽減することができます。

レーシック1000眼

先日かわもと眼科が開院してからのレーシックやラゼックの施術眼数が1000眼を超えたみたいです。

片眼だけ施術している方もいますので、手術を受けられた人数は520人くらいです。

開院して約2年ですので毎月20~25人くらい手術していることになります。

このうち再手術(追加矯正)は3~4人の方に行っていると思います。

 

どこの都市でもレーシック手術や多焦点眼内レンズは需要があります。

最近は同一施設で保険診療と自由診療を行うことの大切さを感じています。

良い手術、効果的な治療、良い薬剤は少々高額でもその医療を受けたいと考える人はこれからもっと増えていくと思います。

週間ダイアモンド

先月、この出版社からアンケートが届きまして今週の雑誌にその集計が掲載されています。

メガネ、コンタクトレンズについても書かれていますが、レーシックを中心とした屈折矯正手術についてかなりしっかりと書いてあります。これからレーシックを受けようと考えている人や、すでにレーシックを受けて将来的には老眼の手術や白内障手術を受けようと考えている人が読んでも十分に納得ができる内容です。

現在日本で行われているほとんどの屈折矯正手術について図表とか画像がとても解りやすく掲載されていています。このままカウンセリングに使えそうなくらいです。

 

一般の方を対象にした雑誌でここまでの内容が記載されているということは、ここに書かれている内容は眼科専門医であればある程度は知っておかなければいけない内容、質問されたときにはちゃんと回答が出来るようにするべき内容なのかもしれません。

屈折矯正手術には興味がないから・・・とかレーシックの設備はないから・・・と言う理由では患者様から勉強不足と捉えられるかもしれません。

眼科クリニックのスタッフさんが読んでも良いかもしれません。

フェムトセカンドレーザー

レーシックでフラップを作成する時に使うレーザーをフェムトセカンドレーザーと言います。

数社から発売されていますが、日本で一番多くの施設で使用されているのはAMO社のイントラレースレーザーです。かわもと眼科もこのレーザーを使用しています。

そのほかにもいろいろなメーカーから発売されています。

 フェムトセカンドレーザーは以前はフラップを作成することが主な目的だったのですが、最近は角膜移植から白内障手術まで多くの術式に使われています。

なかにはフェムトセカンドレーザーだけで屈折矯正が可能なものもあります。

医療機器は日々進化しています。

円錐角膜の場合

レーシックの適応検査を受けられる人の中には円錐角膜が判明する方が数パーセントいらっしゃいます。

基本的には円錐角膜は角膜を削る屈折矯正方法は禁忌と考えられています。

角膜を削って薄くすると、再び角膜が円錐形状に戻っていくからです。

例外的にラゼックとクロスリンキングを組み合わせて、角膜を削ってさらに角膜を強化する方法やフェイキックIOLで眼内レンズで角膜を削らずに屈折矯正する方法が行われています。

高度の円錐角膜でコンタクトレンズの装用も困難な角膜形状の変化が強い場合には角膜内リングという器具を用いて角膜の形を整えて視力矯正を行うこともあります。