昨年このブログで掲載した方です。この方は2009年に大阪で両目のレーシックを受けられています。右目の白内障でかわもと眼科を受診されました。
同年代のもともと目の良い方と比べると、高度近視の場合には核白内障というタイプの水晶体の混濁が進行しやすいと言われています。
この方の右目も核白内障での視力低下ですので白内障手術の予定になりました。
年齢はまだ40代後半ですので、患者様と相談して遠近両用の多焦点眼内レンズを使う予定になりました。
レーシック術後の眼内レンズの計算はwebからでも可能です。
年明けに遠近両用の多焦点眼内レンズを使って白内障手術を行いました。
術後1週間で遠方も近方も良好な裸眼視力に改善しています。
単焦点レンズですと遠方か近方のどちらかしか良好な裸眼視力を得ることは難しいです。
遠くが裸眼で見える=近くは老眼鏡が必要です。
近くが裸眼で見える=遠くはメガネが必要です。
ところが多焦点レンズを使った白内障手術を行うと、条件の良い目の場合には遠方も近方も良好な裸眼視力が得られます。
もちろんレンズ度数の誤差や術後の屈折の状態によってはレンズ交換やエキシマレーザーでの追加矯正が必要な場合もあります。しかしこれまでの白内障手術で使っている単焦点レンズでは得られなかった術後視力が得られる時代になっています。