手術用の手袋

手術用の手袋・・・各社からいろいろあります。

下記の写真はレーシック業界で使われている手袋の一部です。

これが他科・・・心臓外科とか〇〇外科とかになると・・・さらに種類は増えるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手袋の違いは素材の違いであったり、価格の違いであったりです。

基本的には術者の好みで選ばれていることが多いと思います。

価格の違いで言うと・・・安価のはやはりゴワゴワしてて、高価のは素手に近いとてもピッタリとした装着感です。

かわもと眼科で手術するときは、わがまま言ってそこそこ高価な手袋を使っています。

術後の満足度

医学・医療というのは少なからず不確実な事象を伴うものです。

医療技術が進歩発達しても限界というものが存在するものだと思います。

眼科の場合では、視力は回復したのに見え方が術前の想像と異なると術後の見え方に違和感を感じるでしょう。快適と感じる見え方、術後の見え方の満足度は”その方の主観”によるところが大きいので人それぞれのところはあると思います。

”主観的”とは言っても、レーシック等の屈折矯正手術がある一定の人口割合で受け入れられている現実を考えると、手術を受けられたほとんどの方が術前に想像していた通りの見え方の結果が得られているので、次々と連鎖的に手術を受けられているのだと思います。

患者様の要求度・満足度の違いというのは大きいとは思いますが・・・視力は回復したのに見え方に違和感を感じている患者様も少なからずいらっしゃいます。そのような場合はよく調べてみると術後の視機能のどこかに問題が生じていることがあります。

また術後のドライアイの症状が強く出ている場合には、一時的ではあるものの見え方の不安定感や異物感等の不快感が強く感じられることがあります。
ほとんどの方は時間経過とともに改善したり慣れてきますが、過度にドライアイの症状が強すぎて手術したことを後悔する方が時々いらっしゃいます。

術後の老眼や眼精疲労などの事象もある程度は術前から予想が出来ますので、術前にそれなりに説明しています。しかし術前の想像と大きく異なって老眼を強く感じたり目の疲れを強く感じてしまう方もいらっしゃいます。やはりこちらも手術したことを後悔する方がいらっしゃるのも事実です。

手術前のカウンセリングで”過剰な期待を招かないような説明”を行うことは大切ですが、安心して手術を受けて頂くために”過剰な不安を煽るような説明”を行わないことも大切です。

その説明のバランスは各科、各クリニック、各医師によって違いはあると思います。

その”医療施設と患者様の相性”というのはレーシックに限らず、どの診療科にも存在すると思います。

術後の満足のためには”相性の良い医療施設”で医療を受けるのも必要な大切なことだと思います。

 

術後のアンケート

かわもと眼科では術後の患者様にアンケートという形で、術前検査、カウンセリング、手術の評価をしていただいています。

手術の説明、お薬の説明、手術中の感じたことや術後の痛み等々・・・いろいろ勉強させていただいています。

手術の評価も50点くらいから100点まで様々です。

アンケートは術後1週間検診のときに行っています。

ラゼックで手術を受けられた方の場合は視力の回復途中です。

”まだ見えにくいので不安”と言われる方もいらっしゃいますので、ラゼックを受けられた方はアンケート時点での評価は少し低いような印象があります。

やはり視力回復の早さではレーシックの方が有利です。

しかし角膜の厚さや近視度数が強い場合にはラゼックを選択して頂いた方が、長期的には視力維持も安全性も有利な場合もあります。

術式の違いで不明な点や不安なことはご遠慮なくおっしゃってください。

老眼について・・・

かわもと眼科のレーシックの症例数も増えてきたように思います。

 

”レーシックを受けるのは20~30歳くらいの人達だけでしょう?” と聞かれることが

あります。

ところがレーシック外来に来られる40歳以上の患者様の割合は意外と多いです。

20歳代よりも40歳代の方の割合が多いくらいです。

 

40歳以上の方、特に40歳代後半以上の方で近視矯正手術を受ける際に熟考しなくてはならないのは”老眼”のことです。

普段はまったく老眼を気にせず生活されている方が、術前検査、カウンセリングで老眼の話を聞いて手術をキャンセルされる方が時々いらっしゃいます。

レーシックで近視の人が視力が良くなるというのは、ピントの合う場所が近くから遠くにシフトするということになります。

そのため必然的に老眼を自覚しやすくなります。

この状態は”同年代のもともと視力の良い人と同程度の見え方になる”ということです。

つまり”同年代の視力の良い人と同程度の老眼の感じ方になる”ということです。

レーシックを受けて遠くが見やすくなることは大きなメリットです。

しかし逆にそれまで見えていた近くのものは確実に見えにくくなります。

(★遠視の人がレーシックを受けた場合には術後は老眼症状を軽く感じる方がいます。)

 

”老眼”=”老眼鏡が必要な状況” をどう考えるか・・・

① 遠くが裸眼で見えるから自然現象で老眼鏡は仕方ない。。。と考える方。

② 手術を受けて老眼鏡が必要になるなんてとんでもない!!。。。と考える方。

上記の選択肢で、①は手術を受ける人、 ②は手術を受けない人・・・とスッキリ分かれてくれれば良いのですが。。。。

 

老眼鏡なんてとんでもない!!!。。。けどレーシック受けたい!!!。。。

そういう方のためにモノビジョンレーシックという方法や軽い近視を残す矯正方法を当院では行っています。

それぞれメリット、デメリットがありますので、ご興味ある方はご相談ください。

加齢性黄斑変性症

レーシックとは関係ないですが・・・・

 

加齢性黄斑変性症という最近増えている病気です。

加齢性黄斑変性症という病気で、黄斑部という網膜の中心に異常が生じ視力低下する病気です。

網膜の中心に異常な血管が発生し、その血管から眼底出血を来して視力低下する病気です。

加齢性・・・なので年配の方に多く発症することが多いですが、時々若くして発症する方もいます。

数年前まではこの病気はなかなか良くする方法もなく、徐々に視力低下するのをどうにか

食い止めるのが精一杯でした。

 

数年前に画期的な薬が登場しました。

 

硝子体の中(目の中)に特殊な薬を注射することで、異常な血管の増殖を抑えて病気の進行を抑えます。

この”特殊な薬”のおかげで加齢性黄斑変性症という病気は劇的に視力予後が良くなりました。

薬に反応して視力が良くなる人もたくさんいますが、薬になかなか反応しない人もいます。

この”特殊な薬”の種類がもっと増えると、視力が良くならなくて困っている人が少なくなるのだろうと期待しています。

 

このような難治性の眼科疾患と向き合うと・・・・

レーシックという手術は素晴らしい手術だと思いますし、レーシック術後の老眼の対策に悩むのも贅沢な悩みだと思います。

その老眼を改善しようという手術が存在するのも贅沢なことだと思います。

術後のドライアイ

レーシック術後のドライアイの程度は人それぞれです。

ほとんど気にされない方もいますが、かなり強い乾燥症状の方もいます。

術後のドライアイの程度、症状に合わせていろいろな人工涙液や角膜保護剤をお渡しするようにしています。

 

” 1日に何回くらい点眼すれば良いですか? ”と聞かれることがあります。

目薬には防腐剤が含まれているものが多く、まれに防腐剤で角膜表面を傷めてしまうことがあります。そのため目薬は1日に4~6回程度くらいが適正回数とされています。

しかしレーシック術後で角膜表面は非常に乾きやすい状態です。

ドライによる乾燥キズや乾燥による異物感、違和感等の不快感があります。

そのため” 乾きを感じた時に何回でも使って下さい” とお話しています。

防腐剤で角膜表面を傷めてしまうことは稀ですが、そのような場合は防腐剤を含まない目薬に変更して対応致しますので、安心して処方された目薬をお使いください。

メガネ屋さん

かわもと眼科に隣接しているメガネ屋さんです。

 

通常の視力矯正のためのメガネやコンタクトレンズの販売がメインですが、ラゼック術後の紫外線予防のための保護メガネの相談にのってくれたります。

価格も” 今どきの値段 ”です。

最近は度なしのダテメガネも売れてるらしいです。

レーシック術後の方も購入されるみたいです。

  ” 〇〇〇 のドラマで誰々が使っていた・・・”とか、”芸能人の 〇〇〇 が掛けているメ      ガネありますか?”

という感じで買いに来られる方が多いみたいです。

メガネは単なる視力矯正の道具・・・ではなく、オシャレの一部のようです。

実際の白内障手術

毎週木曜日の午後は白内障の手術日です。

 

手術の時に使う眼内レンズの度数もいろいろあります。

眼内レンズは折りたたんで小さな切開で目の中に入れることができます。

 

当然ですが白内障手術もレーシックと同様に短時間で手術は終わります。

 

世界、特に発展途上国では白内障で困っている人はたくさんいます。

 こういう先進的な医療を安全に安価で受けることのできる日本は良い国だと思います。