QSV 20120316

2012年3月17日 土曜日 by かわもと眼科院長

今朝は曇っていましたが,夕方にはまとまった雨が降って来ました。

 

今日のニュースで吉本隆明氏が87歳で亡くなったというニュースが流れました。戦後の思想界を代表する思想家の一人で,彼の著書は1960年代の学生運動の理論的支柱として圧倒的な支持を得た思想家でした。団塊の世代の人には忘れられない日本人の一人でしょう。私は彼の講演をテレビで見たことがありますが,彼はいったい何を言いたいのか?そんな感想を持ったことがあります。いろいろと言葉を労して何かを言おうとするのですが,私には結局何が言いたいのか?というフラストレーションばかりがたまってしまう講演でした。彼と同じ話し方をする人を私はもう一人知っています。ハーバード大学で学生たちから最も人気があるサンデル教授です。マイケル・サンデルもいろいろと言葉を労して何かを語ろうとするのですが,その言葉に実感がなく,結局何を言いたいのか?彼の主張はいったいどこにあるのか?サンデル教授の話や著書を読んでいるとそんなフラストレーションで一杯になります。日本の知識人と言われる人たちは,このような何を言っているのか分からない話をする人を崇める傾向があるようです。

 

QSV: Quest for Super Vision(究極の見え方の追求)

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