20111022

2011年10月22日 土曜日 by かわもと眼科院長

今日は朝から曇りです。今にも雨が降りそうですが,おいでませ!山口国体の開会式なので,持ちこたえてくれるといいのですが。

 

今日の数字:958億ドル

アメリカIT大手5社(アップル,IBM,マイクロソフト,インテル,グーグル)の7~9月期の決算が出たそうです。いずれの企業も過去最高の売上高,純利益を計上したそうです。IBMを除けばこれらの会社は比較的「若い」会社です。アメリカはこうした「若い」会社が牽引役となって経済を引っ張っていますが,日本の「若い」会社にはこれほどまでの牽引力はありません。この違いが何に由来するのかは議論の余地があるでしょうが,われわれ一般人が興味を覚えるのは,こうした協力な牽引力を持った「若い」会社を日本国内で誕生させ,育てて行くことが出来るのか?ということです。昨日のブログにも書きましたが日本を代表する家電大手はマーケットシグナルを読み違え事業の縮小を迫られていますし,自動車関連企業は東日本大地震の影響をようやく抜け出したかと思いきや,タイでの洪水の影響で減産や生産停止に陥っています。こうした「隙」を狙って,アメリカのIT企業のような新しい勢力が数社台頭して,日本経済の新しい牽引役になってくれればいいのですが,今のところそうした動きはみられません。

 

今日の1冊:「僕は君たちに武器を配りたい」(瀧本哲史著)

昨日は「僕は君たちに武器を配りたい」(瀧本哲史著)を読みました。大人には当たり前のことが書かれているのですが,しかしこの本に書かれていることを「実行」しようとすると,とてつもないエネルギーを必要とします。既得権益を手にして,あとは逃げ切ることだけを考えている大人には,とてもここに書かれていることを実行できるだけのエネルギーは残っていないでしょう。しかしそれでもなお(den noch!)そうしたエネルギーを持った一部の人によってブレークスルーが行われることでしか,この国の閉塞感を打破していくことはできないのではないかとも思います。

 

ドラのんた:毎週金曜日午後6時半からFMわっしょい(76.7MHz)で放送中