QSV 20130706
2013年7月6日 土曜日 by かわもと眼科院長朝からどんよりとして,蒸し暑い1日の始まりです。
モノを作り出すヒントって,何だろうと最近考えています。たくさんのアイデアが生まれてくる中で,それを一つに絞るプロセスはどうやって言語化されるのか?そんなことを最近よく考えます。
私は絵画を観るのが好きで,よく美術館等に出かけます。絵画の魅力は唯一絶対の答えが目の前に存在してくれていることです。絵画を観るという行為は,無数のアイデアの中から,たった一つの「答=解」を絞り出す軌跡を読み取る行為だと,私は考えています。モディリアーニの絵に,無数のマトリックスを乗せた時に,上から何番目,左から何番目のマスに入る色と線はたった一つで,それ以外の「色」や「線」は絶対に無いと考えています。
しかしこの唯一絶対の「解」を見つけ出すまでに払わなければならない時間と体力・知力は桁外れに大きなもののはずです。世の中のすべてのことには,あらかじめ用意されてある「正解」が存在すると思っている人が多いと思いますが,私はそうは思いません。そういう人は上司や指導者というのは,学校の先生のようにあらかじめ正解を知っているはずだ。そしてもしもそれを知らない上司や指導者がいたら,それは「ダメ」な人という具合に考える人たちが,自分では気がついてないでしょうが,たくさんいます。しかしその考え方はたぶん間違いなのだと私は思います。世の中のいわゆるベストセラー本には,「正解」もどきのアイデアがたくさん提示されていますが,しかしその多くは,原因と結果の複雑性を無視した,安易で陳腐なノウハウになってしまっています。「答=解」はあらかじめ(アプリオリに)存在するものではなく,幾多の試行錯誤の果てにたどり着いた「答=解」だけが,唯一絶対の「答=解」になるのだと私は思います。かわもと眼科では,いまだ唯一絶対の「答=解」はまだ見つかっていません。その唯一絶対の「答=解」を求めるプロセスは,かわもと眼科ではまだ始まったばかりです。5年,10年,15年と時間をかけて紡ぎだしていくものだと思っています。
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QSV: Quest for Super Vision(究極の見え方の追求)
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